BIAでは温室効果ガスへの取り組みを問われる。クライアント(以下A社)で実際にカーボンオフセットで取った対応を紹介する。
A社はIT事業を営んでおり比較的環境負荷が小さい会社だったので、ネット・ゼロ(二酸化炭素排出実質ゼロ)という目標を立てた。対応は下記の通り
・業務で使用する電力(主にPC)を測定。(PC使用時間×係数)
・電力からCO2排出量を計算。(電力×係数) 参考
・CO2排出分を吸収できる木数を計算。(CO2排出量/木一本当たりのCO2吸収量) 参考
・サイトを通じて植林。サイトは規模が大きいものを選定(規模の効果で一本の植林にかかる環境負荷が低い)
参考までに18本植えた計算過程を掲載する。
PCの1時間当たりの使用電力 60W、上期のPC使用時間5800h
60W * 5800h = 348000W = 348KW
CO2係数 0.445
348KW * 0.445 = 154.9kg
木1本あたりCO2吸収量 = 8.8kg/年
154.9 / 8.8 = 17.6本
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